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同じ幕下4枚目、同じ4勝3敗。竜鳳は十両へ、碇潟は幕下のまま。東と西の「半枚」の差

幕下4枚目で4勝3敗の2人、上がれたのは東の竜鳳だけ。同じ地位・同じ成績で片方だけ上がった17回は、全部が東だった。

同じ4枚目、同じ4勝3敗なのに

今日、九州場所の新十両が発表されました。旭富士と竜鳳の2人です。

秋場所のあいだ、ずっと気になっていたのが幕下4枚目の2人でした。東の4枚目が竜鳳、西の4枚目が碇潟。2人とも4勝3敗で場所を終えていて、直接対決では碇潟が勝っている。「どっちか上がれるのかな?」「2人とも上がれる?」ってドキドキしながら発表を待っていました。

結果は、東の竜鳳が新十両。西の碇潟は上がれませんでした。

地位の数字も、勝ち星も、まったく同じ。ちがうのは「東」か「西」かだけ。十両から落ちる人の数との兼ね合いもあるけれど、東と西の差をこんなにはっきり感じたのは初めてでした。

【写真:会場外(国技館の幟/番付表など)】

【手書きメモ】東4枚目 4勝3敗 → 十両。西4枚目 4勝3敗 → 幕下のまま

【ふきだし】東と西って、そんなに違うの!?

【用語カード】番付の東と西

番付は、同じ枚数に東と西の2人がいます。同じ「4枚目」でも、東のほうが半枚だけ上。つまり順番に並べると、東4枚目、西4枚目、東5枚目……となります。また、十両に上がれる人数は、その場所で十両から落ちる人の数などで決まります。今回、新十両になれたのは2人でした。

気になって数えた(1)幕下上位で4勝3敗だと、上がれる?

まず、幕下の上のほうで4勝3敗だった人が、次の場所で十両に上がれたのかを数えました。平成元年から令和8年7月場所までです。

【データカード】

幕下の地位(4勝3敗)

東

西

1枚目

70人中70人(100%)

67人中59人(88%)

2枚目

66人中46人(70%)

56人中34人(61%)

3枚目

67人中27人(40%)

60人中27人(45%)

4枚目

54人中11人(20%)

60人中15人(25%)

5枚目

66人中9人(14%)

45人中4人(9%)

出典:相撲レファレンス(Sumo Reference)番付・成績検索。平成元年1月場所〜令和8年7月場所

【手書きメモ】4枚目の4勝3敗は、4〜5人に1人しか上がれない!

幕下4枚目で4勝3敗だと、十両に上がれたのは東も西も4〜5人に1人くらい。竜鳳が上がれたのは、実はかなりラッキーなことでした。

そして意外だったのが、4枚目だけで見ると、西のほうが上がれた割合が少し高いこと。「東が有利」とは、この表からは言い切れません。

気になって数えた(2)東と西が同じ成績だったとき

じゃあ、今回みたいに同じ地位の東と西が、2人とも4勝3敗だったときはどうなったんだろう? 幕下1〜5枚目で、同じ場所に東西そろって4勝3敗だったケースを数えました。

【データカード】

結果

回数

2人とも十両に上がった

35回

2人とも幕下に残った

31回

東だけ上がった

17回

西だけ上がった

0回

出典:相撲レファレンス(Sumo Reference)番付・成績検索。平成元年1月場所〜令和8年7月場所

【手書きメモ】片方だけなら、17回ぜんぶ東!

これがいちばん驚きました。2人のうち片方だけが上がったのは17回。その17回は、全部が東でした。西だけが上がったことは、一度もありません。

地位も成績も同じなら、半枚上の東が先。枠が1つしかないときは、その半枚の差がそのまま運命を分けるんですね。今回の竜鳳と碇潟は、18回目の「東だけ」になりました。

2人のこれから

竜鳳は19歳。霧島の付け人をしていて、霧島の優勝をすぐ近くで見てきたそうです。九州場所からは、いよいよ関取です。

碇潟は、九州場所ではもう少し上の地位から、また十両をねらうことになりそうです。同じ4勝3敗だったからこそ、次の場所の碇潟も応援したくなりました。

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【まとめ枠(墨ベタ)】

  • 番付を見るときは、枚数だけじゃなく「東か西か」もチェック。同じ枚数なら東が半枚上です。
  • 幕下の上のほうは、十両をかけた勝負の場所。4勝3敗でも、上がれるかどうかは地位と枠しだいです。
  • 幕下の取組は、幕内より早い時間に始まります。未来の関取を見つけに、早めに国技館へ。

※この記事の数値は、筆者が自分で調べて数えたものです。正確とは限りませんので、ご了承ください。